2016.06.23更新

こんにちは

 

アピアランスサポートセンターあいち 看護師の河合です。

 

あぴサポでご相談を受けていて

「なんでもお伝えできることはお話しまーす」と私が言うと

 

 

「食事とかってどうでしょう?」

「このサプリメントって効果があると思いますか?」

「何に気をつければ、再発しないでしょうか?」

 

というお話がよく出てきます。

 

例えば乳がんに関して

「乳製品がよくない」「チーズを食べてはいけない」「大豆がいいらしい」「太ってはいけない」・・・・

などなど、ちまたにはたくさんの情報が溢れています。

新聞の広告欄にも「がんが治った!!!」とかいう見出し、よく見ますよね。

 

まさに夢のような話だったりして、それはそれは魅力的であったりします。

 

ただ、本当に効果があるのか、というとそうでも無いことがほとんどです。

100%効果がない、とも言えないですが、現段階で確実に効果があるとは言えない、と言ったところです。

なんとも奥歯にものが挟まったような表現で申し訳ないですがshun

 

 

発症のリスクが少なくなる要因としていくつか研究として確証に近づいているものもあります。

女性の乳がんに関して、現在明らかになっていることを少しご紹介します。

http://epi.ncc.go.jp/index.html

http://wcrf.org/

 

食事に関して確立されたリスクファクターは、現在のところアルコール摂取のみです。

アルコール摂取が乳がんのリスクファクターであることは、閉経前後を問わずすべての年齢において「確実」です。

穀類や食物繊維、野菜と果物、大豆、乳製品、脂質、糖類、ビタミン、イソフラボンなどが注目され、乳がんとの関連が検討されてきましたが、

これらに関しては全般的に「証拠不十分」です。

脂肪摂取については、閉経後乳がんのリスクであることが「可能性あり」とされています。

 

その他、自分の意思では変えられない因子もあります。

身長が高い、出生時体重が多い

出産経験、授乳経験、初潮年齢

などです。

 

かえられる要因については、今後の生活の参考に、

変えられない要因に関しては、自分が乳がんになりやすいという意識を持っておくことで検診等の行動に移すようにとされています。

 

 

 

そして再発に関連している要因としては、まだ研究段階です。

日本人を対象にして行われている大規模な追跡調査もあります。

興味のある方は是非ご覧下さい。

『希望の虹プロジェクト』

http://rok.ncc.go.jp/index2.html

 

 

皆さんとお話している時にいつも思うことがあります。 

「病気になった私」がいる一方で、「健康な私」も同時に存在するということです。

どうしても「病気になった私」に意識がフォーカスされてしまいます。

 

人間も、物事も、人生も多角的なものです。同時にいろんな側面があると思います。

辛いときは、落ち込めばいいですし、話をしたい気分の時は誰かに存分に聞いてもらえばいい。

そして、一緒に笑えたら「元気な私」を少し思い出せるかなと思います。

そんなお手伝いができたらな、と思っています。

お気軽にご相談くださいね。

お待ちしております。 

 

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アピアランスサポートセンターあいち
(あぴサポあいち)
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抗がん剤治療中などに起こる外見的な変化や心配事に対してのサポートを行っています。

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(愛知県がんセンター徒歩1分、自由が丘駅徒歩8分)

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

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