今日は名古屋掖済会病院の患者サロンの講師にお招きいただき、
「抗がん剤の爪のお手入れ」についてお話&実践レクチャーをしてきました
今回ご参加いただいた患者様は、現在抗がん剤治療中の方と治療を終わられた方、全員が抗がん剤治療経験者でらっしゃいました。
みなさん、大なり小なり抗がん剤治療中に爪に変化があったとのことでした。
やっぱり爪の副作用も多くの患者様が体験されているんだなと今日も実感しました。
あぴサポネイリストによるネイルケア実践レクチャーです。
みなさん興味津々で聞いてくださって、つい長くなってしまいました、てへへ。
ご参加いただいた皆様、掖済会病院のスタッフの皆様ありがとうございました!!
そして、今回また改めてよりよいケア(より患者様に負担がない形で続けやすいもの)を考えましたが、
爪も肌も、副作用が出現しないように予防的なケアをすることがとっても重要、というところに戻りました。
予防って、口で言うのは簡単なんですが、実際やるのはなかなか難しい。
症状が出ていないうちから、が大切なんですけど、なかなか、やれません。
これは私もそうです。
やったら確実によい、と分かっていることでさえなかなかできないんです、めんどくさくて。
日常でいうと「日焼け止めを塗る」「ハンドクリームを塗る」とかですかね、似たようなことでいうと。
こういう予防行動ができるようになるには、
「一度痛い目を見る」
か
「習慣にしてしまう、まで何とか頑張る」
か
「予防効果を実感する」
か
ではないかと思っています。
一度痛い目を見る、というのは看護師としてはあまりオススメできないので、
「習慣にしてしまう、まで何とか頑張る」と「予防効果を実感する」
という線ですすめたいと思っています。
「習慣にしてしまう、まで何とか頑張る」
に関しては、
・日常にすでにしている動作に組み込む
・定期的にチェックしてくれる存在をつくる
・できるだけ簡単なケアにする
・ケアをすることで楽しい、心地よいなどの感覚になるようにする
なんかが具体的な策です。
「予防効果を実感する」
に関しては、
・変化を記録する(変化していないこと、良い状態を保てていることを確認する。できれば写真で比較するとよい)
・以前に経験している人に限っては、以前の自分と比べるというのも可能
・その人の生活や性格に合わせた方法を一緒に考えながら、ケアの方法を変化させていくのもあり
こちらに関してはかなり難しいです。
今思いつくのはこのくらい。
予防ケアは、こつこつやるのが大事ですが、一人ではなかなか続かない。
身体もしんどいこともあるし、あまり余裕がなくてそこまではできないわーという方も多いかなと思っています。
ストレスになるような方法ではなく、楽しめてリラックスできるような方法で取り入れてもらえたら、
と考えています。
もう少しブラッシュアップしたら、またお知らせしますー!!!