治療中に起こるさまざまな副作用の中のひとつ、皮膚の乾燥により起こるトラブルについて、
原因と、スキンケアでの予防策をお伝えします。
皮膚の乾燥によって起こる症状とは、
皮膚の炎症、かゆみ、しっしん、色素沈着(黒ずみになる)ことが挙げられます。
本来、潤いのある肌は、角質細胞が水分を保ち、表面の皮脂膜が形成され、バリア機能が働いていますので、日焼けや感染の刺激から肌を守ることができます。
乾燥している肌は、角質細胞が乱れ水分保持できない状態。バリア機能が壊れ刺激が入り込みやすくなります。
紫外線の刺激に多くさらされることによりメラノサイト(メラニンを作る細胞)が活動し色素沈着になってしまったり、感染を受けて炎症かゆみ等のトラブルが起こります。
抗がん剤や放射線治療により細胞機能を抑える治療をされる事で、同時に正常な細胞にも作用してしまうため、細胞分裂が活発な皮膚は影響を受けやすくなるのです。
また脱毛も伴う事でも、脂腺や汗腺か縮み乾燥肌になってしまう原因になります。
乾燥を抑え、バリア機能を高めておくことで、皮膚症状の悪化を予防しましょう。
そのためには、
日常生活での予防スキンケアケアが重要になってきます。
①保清 ②保湿 ③保護 の基本3点を押さえてこまめなケアを行ってくださいね