2020.10.01更新

 

 

第15回マニフェスト大賞の優秀賞候補として、
応募総数2842件中の138件に残っています。

http://www.local-manifesto.jp/manifestoaward/docs/2020092800119/

あぴサポあいちを訪れる患者さんの地元愛知県では54市町村中、名古屋市だけがウィッグ購入補助金(上限3万円)があり、周囲の市町村の患者との負担差が大きいため、近隣市町村でも何か政策を打って欲しいと願っています。
ふくりび独自の支援策を検討していますが、NPOふくりびのアピアランスサポートの取り組みの中で日々感じている患者さんや家族のニーズが政策に反映されるようにがんばって行きたいと思います。

この後、
10月7日(水)毎日新聞紙面等にて、エリア選抜138件の中から優秀賞35件(7つの賞で各5件)が発表され、
11月13日(金)授賞式にて、優秀賞の中から最優秀賞(7つの賞各1件)とグランプリ(最優秀賞から1件)が発表されるそうです。

小さな取り組みが全国に広がっていくように、日々の地道な活動が世の中を少しだけでも明るく変えていくきっかけになったらと思っています。

■タイトル
がん患者が自分らしく過ごすための多職種協働によるアピアランス(外見)サポート

■取り組み概要
1995年より高齢者・障害者など、外出が困難な方を対象に介護施設や病院、自宅などに伺い髪を切る訪問理美容活動を開始、2007年にNPOを設立し、がん患者のアピアランス(外見)サポートをスタート。毎年約5万人以上のがん患者が副作用により脱毛していると言われている中、外見に現れる脱毛や爪の変化などの副作用を複合的にサポートするために2015年に愛知県がんセンター徒歩1分の場所に「あぴサポあいち」という民間初の専門施設を開設、2018年には東京都文京区の順天堂医院徒歩1分にあぴサポTOKYOを開設。これまでに本部だけでも2000名以上に医療用ウィッグを制作。全国120軒の美容室に研修を提供し、サポートのネットワークを広げている。

■取り組みの特徴
「誰もがその人らしく美しく過ごせる社会の実現」を目指し、最期まで人の尊厳を支え、また、治療や障害と共に生きるための活力を生み出すような活動を医療や介護の専門家と多職種連携し続けてきた。
がん患者のアピアランス(外見)の悩みに関しては、特に近年、働きながら治療を続けている患者(32.5万人)も増加しており、国立がんセンターなどの調査により、従来医療が注目してきた痛みやかゆみなどの副作用よりも、脱毛や爪の変化など見た目に現れる副作用のほうが患者にとって辛いというデータも明らかになった。しかしながら、院内では化学療法室の看護師やがん相談支援室の社会福祉士などの支援レベルにも差がある。また医療用ウィッグの購入補助金についても、県単位での取り組みは都道府県の約20%弱、市町村単位では約5%にとどまっており、特に弊協会本部の愛知県では、54市町村中、名古屋市のみの実施(しかも全国平均助成額約1万円に比べ3万円と高額)のため、近隣市町村の患者からの要望は強い。また継続的に髪に悩みを持つ脱毛症患者への支援も手薄だ。

マニフェスト大賞

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

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