2016.08.31更新

こんにちは。
ネイリストの遠藤niです。

 

アピアランスセンター内では、
患者様の お爪のアピアランスケア をさせていただきます。

 

「お爪のアピアランスケア」 といっても、お客様それぞれに違ったお悩みがあるかと思います。
それぞれのお悩み、状態にあったサポートをさせていただきます。

 
 ●お爪が弱くなった・・・指先が弱いと、痛みやものをつかむ際に不都合ですね

   →お爪の角質ケアをさせていただき、少しでも健康なお爪がはえてくるような

    メンテナンスのご提案をさせていただきます。

   →ジェルネイルやマニキュアで補強させていただきます

 


 ●変色している・・・見た目を気にしてしまいますね

   →変色したお色を隠したいという方へは、お爪の状態をみながら、

     マニキュアやジェルネイルでカバーさせていただきます。

 


 

変色をネイルチップに仮に表現してみました。

赤いで囲った部分をお爪の変色とします。

変色

down arrowdown arrowdown arrow変色カバー

 

ヌーディ―な自然色でも変色部分を隠すことができました。

 

ヌーディ―サンプル

今回は8番のカラーを使用しました。

普段お爪をカラーリングされない方でも、これらのヌーディ―なお色目ですと

抵抗なく楽しんでいただけると思います。

 


 

「ネイル」というと、派手で若者の装飾、といったイメージもありますが、
女性の身だしなみのひとつともされる「お爪のケア」。
爪先がきれいであることで、気持ちも変わるものです。
メイクもネイルも髪形も、女性にとっては気分を左右する大きな要素です。

がん治療中でも気兼ねなく通えるサロンとして、
お爪の状態をみながら丁寧に施術させていただきます。

※入院が迫っていたり、爪が剥がれてきている、爪の周囲が赤くなっていたり、痛みがある、極度に薄く なっている、などの場合は施術できないことがあります。事前にご相談ください。(多くの病院は入院時にはネイルをオフしてください、という決まりになっていると思います。特に手術などの際には、術中に爪の 色を見たり、爪を挟む形で測定する値などがあるので、基本的にはNGです)

 

telephone 0120-352241 あぴサポあいち

 right arrow関連記事「副作用 爪の変色 ドセタキセル」

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.08.26更新

こんにちは

 

あぴサポでのジェルネイルのお客様のデザインのご紹介です。

 

抗がん剤 ネイル

抗がん剤治療 ジェルネイル

アピアランスサポート ネイル

家紋ネイル ジェルネイル

あぴサポでは、がん治療中でも気兼ねなく通えるサロンとして爪の状態を見ながら丁寧に施術しています。

 

※入院が迫っていたり(多くの病院は入院時にはネイルをオフしてください、という決まりになっていると思います。特に手術などの際には、術中に爪の色を見たり、爪を挟む形で測定する値などがあるので、基本的にはNGです)、爪が剥がれてきている、爪の周囲が赤くなっていたり、痛みがある、極度に薄くなっている、などの場合は施術できないことがあります。事前にご相談ください。

 

メイクもネイルも、髪型も、女性にとっては気分を左右する大きな要素です。

 

治療中だから、という理由で今までのサロンで断られたり、同じサロンに行くのは嫌だなぁと感じられたり、とネイルは無理だと思われている方も多くいらっしゃいます。

 

治療中でも、おしゃれを楽しんで欲しいと思っています。是非お越しくださいね。

 

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.08.25更新

こんにちは

 

この間の週末に乳がんを初めとする女性のがん患者さん達のランチ会後にあぴサポでおしゃべりの場を提供いたしましたflower2

 

この患者会の中心となられている方があぴサポができてすぐの頃にテレビを観て知ってくださってお越しいただいたところから

ご縁が始まりましたrabbit

 

あぴサポでお逢いする方々は、ほぼみなさんがん患者さんであるわけなのですが、とてもパワーのある方が多くて、エネルギーを頂いているような気がします。

 

このような機会を貰うとゆっくりみなさんのお話を聞けるので、すごく貴重だなと感じています。

(と言いつつも今回は夏休みの息子の付き合いで参加できなかったのですが・・・残念namida次回は是非!)

 

患者会なので、やはり話の中心や関心事は病気や治療に関することが多くなります。

みなさん一見、元気な女性に見えるので、普通のカフェのオープンスペースで話していると、内容にギョっとされるそうです。

なので、個室でゆっくり、気兼ねなく話ができるのはありがたいーと言っていただいています。

 

女性が集まるとついつい盛り上がって笑い声も大きくなってしまいますもんねihi私もよくお店の人に注意されるタイプです。

 

いっぱい話して、いっぱい笑って。

そういう時間を共有できることがとても嬉しいことだと思っています。

あぴ会もそういう感じでやってますので、是非お越しくださいね。

 

名古屋 患者会 がん 

 

ちなみに次回の「あぴ会」は

『アロマオイルでリラックス』

というテーマで、看護師兼アロマテラピストの私の友人に来てもらう予定にしています。

 

2016年9月13日(火)13時30〜

 

お電話でのご予約をお願いいたします。

 

ウィッグ&ネイル
アピアランスサポートセンターあいち
(あぴサポあいち)
ウィッグ作成・ネイルケア・足つぼアロマ・メイク・人工乳房など
抗がん剤治療中などに起こる外見的な変化や心配事に対してのサポートを行っています。

ご予約・ご相談はTEL:0120-35241(看護師が対応します)
携帯電話からはTEL:052-751-3700

〒464-0021愛知県名古屋市千種区鹿子殿3番3号
ニューゴールデンビル1―A
(愛知県がんセンター徒歩1分、自由が丘駅徒歩8分)

 

 

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.08.24更新

中日新聞ふくりび

8月23日中日新聞朝刊の医療ページに、4分の1サイズで大きく取り上げていただきました!!

沢山の患者さんに情報が届き、悩みにお応えできれば嬉しいです。

 

中日新聞記事は下記中日メディカルサイトにも掲載中です。
昨日は、遠くは石川県からも問い合わせの電話を頂きました。

ウィッグ・眉毛・暑さ対策、爪の変色・トップピースのご相談など相談内容も様々でしたが、看護師や美容師・ネイリストそれぞれの専門分野で手分けして、

全てに対応をさせていただきました!!


アピアランスサポートセンターあいちでは、患者さんのアピアランス(外見)に関する悩みをサポートしています。
他社ウィッグのお手入れの相談も受け付けています。
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20160823142133189

 

ウィッグ&ネイル
アピアランスサポートセンターあいち
(あぴサポあいち)
ウィッグ作成・ネイルケア・足つぼアロマ・メイク・人工乳房など
抗がん剤治療中などに起こる外見的な変化や心配事に対してのサポートを行っています。

ご予約・ご相談はTEL:0120-35241(看護師が対応します)
携帯電話からはTEL:052-751-3700

〒464-0021愛知県名古屋市千種区鹿子殿3番3号
ニューゴールデンビル1―A
(愛知県がんセンター徒歩1分、自由が丘駅徒歩8分)

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.08.21更新

こんにちは。

 

抗がん剤治療の副作用の1つに爪障害があります。

ドセタキセル
パクリタキセル
エピルビシン
ドキソルビシン
シクロホスファミド
フルオロウラシル
ブレオマイシン

 

上記の抗がん剤は爪障害が出現しやすいと言われています。

変色等の痛みや生活への支障が伴わない症状に対しては、治療的な介入の必要がないためそれ程問題とはされてきませんでした。

 

近年、その他の副作用を予防、軽減する様な治療が進み外来通院で抗がん剤治療をすることがとても多くなりました。

 

治療をしながらも、社会の中で生活している人が増えた、ということです。

治療の合間に仕事に行っている方も多く、それに伴い外見的な変化が患者さん達に与える影響も大きくなってきています。

 

例えば、爪の変色。

病院の中にいる時はそれ程気にならなかったけど、会社でパソコンを打っている時、買い物の時にお金を出す時、爪の変色が目について隠したくなることがあると聞きます。

 

病気であること、治療中であることを思い出させる一瞬であり、自分のイメージが傷付く瞬間だと。

 

あぴサポでは、担当のネイリストが爪の状態を見せていただき、施術が可能であればジェルネイルをさせていただきます。

 

彼女も現在抗がん剤治療中です。

元々色白でとっても綺麗な手なので、爪の変色は気になっていたそう。

ドセタキセル 爪 変色

ピンクの可愛いネイルで、今回はお花も描きましたーflower2抗がん剤 副作用 ジェルネイル

 

爪の変色とともに、脆さも気になっていたそうですがジェルネイルをしてからカバーされていて生活もしやすいとおっしゃってました。

 

ツルツルの爪で気分が上がる、それがとても大切なんだ、と思いますbutterfly

 

変色でお悩みの方は是非お試しください。

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.08.20更新

 

抗がん剤治療が終了終了して4ヶ月が経った変化です。

まずは【髪の毛】

こちらは抗がん剤治療中の髪の毛の状態

脱毛

治療終了から4か月後

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.08.18更新

 

1回目は自毛カット~ウィッグのフィッティング

2回目はウィッグのカットをご紹介しました。

今回は【ウィッグのパーマ、カラー編】

ウィッグにパーマ、カラーって。。と思われますが、

自分の髪の毛を美容室でオーダーするように自由自在にできます。

 

オーダー例①【ふくりびウィッグ自然色ミディアム使用例】

 前髪だけバサッとおりるのが嫌なので前髪をフワッとながせるようにしたい。

パーマウィッグ

 

 

 

 

パーマウィッグ

パーマウィッグ

こんな風に前髪だけをパーマをあて、乾かすだけでこんなに自然にふんわり前髪になります。

 

 

オーダー例②【ふくりび金髪スーパーロング使用例】 

オレンジブラウンでウィッグっぽく見えないようにしたい。コテで巻くので動きのあるようにしたい。

ロングウィッグ

ロングウィッグ

毛先を少し明るくして根本は自然に見える明るさにしています。

スーパーロングもちろん人毛ですので、お好きなカラーリングができます。

 

 

オーダー例③【ふくりびウィッグ自然色ミディアム】 いつもパーマをあてていたので、ウィッグも

いつものようにパーマスタイルでカラーは自毛と同じ黒髪にしたい。

パーマパーマ

ウィッグ

ウィッグ

 

こちら全体にパーマをあてそのあとカラーリングで自毛の黒さにしています。

ふんわりマダムスタイルもとても人気です。

 

試着のみの相談もお気軽にお問い合わせください。

 

 

愛知ガンセンターから徒歩1分

 

アピアランスサポートセンターあいち

 

0120-35-2241

 

 

 

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.08.18更新

こんにちは

 

一年以上前の記事ですが、以下引用させてもらいます。


<乳がんで抗がん剤>98%に脱毛 5年後も10%がかつら
毎日新聞 7月9日(木)10時30分配信

 ◇抗がん剤副作用の「脱毛」実態、初めて明らかに

 乳がんで抗がん剤治療を受けた女性の98%が頭髪などの脱毛を経験し、抗がん剤投与を終えてから5年たった人の中にも、髪が十分に生えそろわずかつら(ウイッグ)を使用している人が約10%いるとの調査結果を、専門医らのグループがまとめた。

大規模な患者調査で抗がん剤の副作用による脱毛の程度や経過の実態が明らかになったのは初めてだという。

 調査は2013年4~10月、乳がんの手術後に抗がん剤治療を受けて5年以内の女性を対象に実施し、全国の47医療機関に通院する約1500人から回答があった。

平均年齢は54.7歳だった。98%が頭髪などが抜けたと回答し、脱毛が始まったのは抗がん剤投与開始から平均18日後だった。

94%が頭髪の8割以上が抜け、眉毛、まつげが8割以上抜けた人も約60%ずついた。

 再び頭髪が生えてきたのは、投与終了から平均3.4カ月後。投与終了から2年たった人の約60%は頭髪の8割以上が回復したが、5年たっても3割以下の回復にとどまった人も約5%いた。高齢になると回復が遅くなる傾向があった。かつらの平均使用期間は約1年だった。

 国立がん研究センターが実施した抗がん剤の副作用の苦痛度調査(09年)によると、「頭髪の脱毛」は男性では18位だったが、女性では1位。

 調査を担当した国立病院機構仙台医療センター乳腺外科の渡辺隆紀医長は

「医療関係者に実態を知ってもらい、ウイッグの情報提供や眉毛の描き方の指導などの支援につなげてほしい。

患者ががんとの診断や治療で混乱している中で、脱毛についてどのように伝えるのか慎重に検討する必要がある」と話す。【下桐実雅子】

 

 

抗がん剤の副作用で頭髪の脱毛が起こることは治療の経験のない一般の人の中でも比較的知られているものの1つかと思います。

実際抗がん剤を始める前に「髪の毛が抜けますか?」と不安な表情で訊ねられることも多かったです。

 

ただ、眉毛やまつ毛、その他の体毛も抜けるということは患者さんの意識の中にはなく、お話をすると

よく「え!髪の毛だけじゃないんだ。。。」と驚かれました。

 

上で引用した記事の調査によると、

乳がんで抗がん剤治療を受けた女性の98%が頭髪などの脱毛を経験し、

94%が頭髪の8割以上が抜け、眉毛、まつげが8割以上抜けた人も約60%ずついた。

となっており、眉毛、まつ毛の脱毛もかなりの頻度で起こっていることが窺い知れます。

 

「あぴ会」で眉毛の描き方講座での声から

困っていたけれど誰かに教えてもらうチャンスもなく、

一般の化粧品売り場に行くのは(治療中であること、ウィッグを使っていることなどを話すのが面倒だったりして)気分が乗らず、

自己流で試行錯誤しながらメイクをしていたというお話が上がりました。

 

また、眉毛やまつ毛が脱毛していることを診察時に医師に話すと

「そうですか。。。終わったらまた生えてきますからね」と定型文が返ってくるというのがあるあるです。

 

患者さんの多くは、どうにかできるのであればどうにかしたい。(脱毛が防げるのなら防ぎたい、早く生えてくるようにできることがあるならしてみたい)

どうにもできないのであれば、辛さや困っている状況を受け止めて欲しいという気持ちなのかなと思います。

 

 

まつ毛に関しては、グラッシュビスタ®(ビマトプロスト)http://vst-beauty.jp/glashvista/consumer/pc/という治療薬が平成26年3月に「睫毛貧毛症」に対し医療用医薬品として承認されています。

がん化学療法副作用による睫毛貧毛症に対する有用性の報告もされています。

http://vst-beauty.jp/glashvista/consumer/pc/about/index02.html

 

今のところがん化学療法終了後4週間後以降に開始することが望ましいとされていますし(現時点では治療中に使用を開始することに対して安全性が確認できていないため)、

保険外の処方になるので病院によって処方が受けられる場合とそうでない場合があるかもしれません。

ご興味のある方は一度主治医等にご相談なさってみてもよいかもしれません。

 

 

 

以前、治療上の苦痛度ランキング的なものがありましたが、その上位に脱毛を含む外見的変化が占めていたという結果を見て

嘔吐等の身体的な副作用症状に対しての治療や対策が進んで苦痛度が軽減したんだなと感じました。

そのため、相対的に外見的な副作用に対する苦痛度が上がっているのではないか、と私は思っています。

 

外見的な変化に対して、医療者は少し疎いです。(あまり積極的に関心を示さないという感じでしょうか)

治療中心に考えた場合、外見的変化が治療の完遂(最後までやり通すこと)を邪魔するもので無い限り

「治療が終わればもとに戻りますよ」というお決まりフレーズに頼り、患者の精神的苦痛に寄り添うという側面を忘れがちです。

 

緩和ケアの認知にしてもそうですが、外見的な変化に対する医療者の意識や対応に関しても今後大きく変化してくると思っています。

 

患者さんの実際の声はとても医療者に響きます。

 

治療やそれを取り巻く環境が変化してきているので、患者さん達の苦痛も同じく変化していくと思います。

その変化していくニーズに応えていくことも大事な役割だと感じています。

 

 

長くなってしまいましたが、実際に治療をしながら生活されている中でお困りのことがありましたら是非お聞かせください。

まだまだすっきりとお答えできないところも多いですが、患者さんの生の声から分かることがたくさんあります。

 

 

「私はこんなことに困ってるー」「こういうサポートが欲しいなと思ってた」などのお声を是非聞かせてください。

 

ウィッグ&ネイル
アピアランスサポートセンターあいち
(あぴサポあいち)
ウィッグ作成・ネイルケア・足つぼアロマ・メイク・人工乳房など
抗がん剤治療中などに起こる外見的な変化や心配事に対してのサポートを行っています。

ご予約・ご相談はTEL:0120-35241(看護師が対応します)
携帯電話からはTEL:052-751-3700

〒464-0021愛知県名古屋市千種区鹿子殿3番3号
ニューゴールデンビル1―A
(愛知県がんセンター徒歩1分、自由が丘駅徒歩8分)

 

 

 

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.08.18更新

こんにちは

 

一年以上前の記事ですが、以下引用させてもらいます。


<乳がんで抗がん剤>98%に脱毛 5年後も10%がかつら
毎日新聞 7月9日(木)10時30分配信

 ◇抗がん剤副作用の「脱毛」実態、初めて明らかに

 乳がんで抗がん剤治療を受けた女性の98%が頭髪などの脱毛を経験し、抗がん剤投与を終えてから5年たった人の中にも、髪が十分に生えそろわずかつら(ウイッグ)を使用している人が約10%いるとの調査結果を、専門医らのグループがまとめた。

大規模な患者調査で抗がん剤の副作用による脱毛の程度や経過の実態が明らかになったのは初めてだという。

 調査は2013年4~10月、乳がんの手術後に抗がん剤治療を受けて5年以内の女性を対象に実施し、全国の47医療機関に通院する約1500人から回答があった。

平均年齢は54.7歳だった。98%が頭髪などが抜けたと回答し、脱毛が始まったのは抗がん剤投与開始から平均18日後だった。

94%が頭髪の8割以上が抜け、眉毛、まつげが8割以上抜けた人も約60%ずついた。

 再び頭髪が生えてきたのは、投与終了から平均3.4カ月後。投与終了から2年たった人の約60%は頭髪の8割以上が回復したが、5年たっても3割以下の回復にとどまった人も約5%いた。高齢になると回復が遅くなる傾向があった。かつらの平均使用期間は約1年だった。

 国立がん研究センターが実施した抗がん剤の副作用の苦痛度調査(09年)によると、「頭髪の脱毛」は男性では18位だったが、女性では1位。

 調査を担当した国立病院機構仙台医療センター乳腺外科の渡辺隆紀医長は

「医療関係者に実態を知ってもらい、ウイッグの情報提供や眉毛の描き方の指導などの支援につなげてほしい。

患者ががんとの診断や治療で混乱している中で、脱毛についてどのように伝えるのか慎重に検討する必要がある」と話す。【下桐実雅子】

 

 

抗がん剤の副作用で頭髪の脱毛が起こることは治療の経験のない一般の人の中でも比較的知られているものの1つかと思います。

実際抗がん剤を始める前に「髪の毛が抜けますか?」と不安な表情で訊ねられることも多かったです。

 

ただ、眉毛やまつ毛、その他の体毛も抜けるということは患者さんの意識の中にはなく、お話をすると

よく「え!髪の毛だけじゃないんだ。。。」と驚かれました。

 

上で引用した記事の調査によると、

乳がんで抗がん剤治療を受けた女性の98%が頭髪などの脱毛を経験し、

94%が頭髪の8割以上が抜け、眉毛、まつげが8割以上抜けた人も約60%ずついた。

となっており、眉毛、まつ毛の脱毛もかなりの頻度で起こっていることが窺い知れます。

 

「あぴ会」で眉毛の描き方講座での声から

困っていたけれど誰かに教えてもらうチャンスもなく、

一般の化粧品売り場に行くのは(治療中であること、ウィッグを使っていることなどを話すのが面倒だったりして)気分が乗らず、

自己流で試行錯誤しながらメイクをしていたというお話が上がりました。

 

また、眉毛やまつ毛が脱毛していることを診察時に医師に話すと

「そうですか。。。終わったらまた生えてきますからね」と定型文が返ってくるというのがあるあるです。

 

患者さんの多くは、どうにかできるのであればどうにかしたい。(脱毛が防げるのなら防ぎたい、早く生えてくるようにできることがあるならしてみたい)

どうにもできないのであれば、辛さや困っている状況を受け止めて欲しいという気持ちなのかなと思います。

 

 

まつ毛に関しては、グラッシュビスタ®(ビマトプロスト)http://vst-beauty.jp/glashvista/consumer/pc/という治療薬が平成26年3月に「睫毛貧毛症」に対し医療用医薬品として承認されています。

がん化学療法副作用による睫毛貧毛症に対する有用性の報告もされています。

http://vst-beauty.jp/glashvista/consumer/pc/about/index02.html

 

今のところがん化学療法終了後4週間後以降に開始することが望ましいとされていますし(現時点では治療中に使用を開始することに対して安全性が確認できていないため)、

保険外の処方になるので病院によって処方が受けられる場合とそうでない場合があるかもしれません。

ご興味のある方は一度主治医等にご相談なさってみてもよいかもしれません。

 

 

 

以前、治療上の苦痛度ランキング的なものがありましたが、その上位に脱毛を含む外見的変化が占めていたという結果を見て

嘔吐等の身体的な副作用症状に対しての治療や対策が進んで苦痛度が軽減したんだなと感じました。

そのため、相対的に外見的な副作用に対する苦痛度が上がっているのではないか、と私は思っています。

 

外見的な変化に対して、医療者は少し疎いです。(あまり積極的に関心を示さないという感じでしょうか)

治療中心に考えた場合、外見的変化が治療の完遂(最後までやり通すこと)を邪魔するもので無い限り

「治療が終わればもとに戻りますよ」というお決まりフレーズに頼り、患者の精神的苦痛に寄り添うという側面を忘れがちです。

 

緩和ケアの認知にしてもそうですが、外見的な変化に対する医療者の意識や対応に関しても今後大きく変化してくると思っています。

 

患者さんの実際の声はとても医療者に響きます。

 

治療やそれを取り巻く環境が変化してきているので、患者さん達の苦痛も同じく変化していくと思います。

その変化していくニーズに応えていくことも大事な役割だと感じています。

 

 

長くなってしまいましたが、実際に治療をしながら生活されている中でお困りのことがありましたら是非お聞かせください。

まだまだすっきりとお答えできないところも多いですが、患者さんの生の声から分かることがたくさんあります。

 

 

「私はこんなことに困ってるー」「こういうサポートが欲しいなと思ってた」などのお声を是非聞かせてください。

 

ウィッグ&ネイル
アピアランスサポートセンターあいち
(あぴサポあいち)
ウィッグ作成・ネイルケア・足つぼアロマ・メイク・人工乳房など
抗がん剤治療中などに起こる外見的な変化や心配事に対してのサポートを行っています。

ご予約・ご相談はTEL:0120-35241(看護師が対応します)
携帯電話からはTEL:052-751-3700

〒464-0021愛知県名古屋市千種区鹿子殿3番3号
ニューゴールデンビル1―A
(愛知県がんセンター徒歩1分、自由が丘駅徒歩8分)

 

 

 

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

2016.08.17更新

こんにちは

 

ふくりびは毎月第1・3火曜日の11時〜13時 名古屋大学医学部附属病院の患者情報センター内にて

「頭皮ケア相談会」を担当させていただいております。

 

ウィッグの試着も可能です♪

 

昨日もご相談内容は「暑さ対策」でした。

 

やっぱり夏真っ盛りの今、ウィッグは地獄〜〜〜gangangan

その上、白血球が下がってる時にはマスクも着用。

暑いですよね、本当に。

 

ウィッグはまだ必要だけれど、できるだけ涼しく!をかなえるため

帽子用ウィッグを作りました!!!!

 

ふくりびのこだわりはやはり人毛100%

手触りが違います。首回りや顔にあたってもストレスを感じず、人工毛に比べるとやはり絡まりにくいのがありがたいですね。

 

帽子用ウィッグ 人毛100%

帽子用ウィッグ 夏ウィッグ 夏 帽子夏 ウィッグ 暑さ対策

こんな感じでお好きなお帽子と合わせて使って頂けます。

首回りが暑いなと思われるなら簡単に三つ編みなどのアレンジも可能な長さがありますよ。

 

価格は20,000円+税です。

ご試着のみも歓迎です♪

お気軽にお越し下さい。

 

フルウィッグに比べると気軽につけることができるのも利点です。

冬はニット帽を合わせても可愛いです。ここ数年ニット帽流行ってますのでオススメ。

 

闘病中もおしゃれやかわいいを楽しんで貰いたいと思っています。

楽しい気持ち、ワクワクした気持ちは気分を引き上げて力をくれますよね。

女性はいつ何時でもかわいいが大好きflower2と実感しています。

 

 

 

 

投稿者: NPO法人 全国福祉理美容師養成協会

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