先日三重県のいなべ総合病院の緩和ケア講習会で「アピアランスサポート」についてのお話しをさせていただきました。
お盆休みの真ん中(多くの病院はカレンダー通りのお休みなので、お盆は休みではないですが。。。)だったにもかかわらず、
98名ものスタッフのみなさんにご参加いただきました!!!!
本当にありがとうございました
(こんな立派な幕をご準備いただきましたありがたいー。ありがとうございます。)
(みなさん仕事終わりの時間にもかかわらすこんなにたくさん集まっていただき、さらに感謝。)
院内でのアピアランスサポートについても、ここ数年で大きく意識が変化してきているという印象があります。
何か取り組みを始めたい、始めなくては、と考えている病院が多いです。
今回の研修会でも実際に臨床でご活躍の薬剤師さん、看護師さんなどから
「アピアランスという言葉も初めて聞きました」という声から
「実際に患者さんに対してどのようなアドバイスをしたらいいかと悩んでいました」
という声まで多くの声を聞かせていただきました。
今回お声をかけてくださった尊敬する大先輩の看護師さんからは
「患者さんとの関わりの中で、院内だから、病院スタッフとして、何もできないと決めつけるのではなく、
やってみよう、できる方法ないか、と考えながら色々なスタッフと連携して考えていくことが大切なんだなと思います。
そういう中でスタッフのモチベーションも高まるのだと思います」
とご感想をいただきました。
私の短い臨床経験の中でも
「あの時、あと一歩踏み込んで患者さんに寄り添えたら、もっといい看護ができたな」と思い返すことがあります。
その時は、「院内ではそんなことできない」と思ったり、「そんな特別扱いできない」と思ったり、自分が未熟で時間的精神的余裕がなくてそこまでやりきれなかった、のだけれど。
臨床の場面で、患者さんの思いに寄り添っていくことは、看護師として一つとても大切なことだと思っています。
やれないと思っていると、いつまでもできないのが世の常。
なんとかできないか、と考えてみると、なんとかできるようになるのもまた常です。
想いがあればこそ。
想いを実現するには、自分一人ではなく、周りを上手に巻き込むこと。
今回の講演のために、以前にサポートをさせてもらった患者さんの担当Nsに感想を聞かせてもらいました。
「患者さんの想いを引き出す関わりができること、その想いを叶えるために周囲に協力を依頼できること、その関係性を持つことが今後も課題。何かできた、と医療者側も思えると力になる」と。
患者さんも、ご家族も、医療者も心に残る関わりができることはみんなの財産になると思っています。
病院内でのスタッフ向け研修、講習のご依頼もお受けしております。
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