ふくりび看護師河合です!!
昨日は、福井県立病院のがんサロンの講師としてお呼びいただき、行ってまいりました。
福井県にはがんセンターがないとのことだったので、県立病院の果たす役割もまた、大きなものなのだろうと想像します。ん対策基本法などによって、がん治療に関する対策は多く取られていて、国内のどの地域に住んでいても標準的な治療が受けられるように整備されてきています。
とはいえ、やはり地域差はあって選択肢の数が違うとは思います。
多ければいい、という問題でもないのでそこそこで納得する治療が受けられるように、と思っています。
最近はインターネット上での交流も盛んになり、オンラインの患者会のようなものも多く存在していますので、どこにいても悩みを共有できる仲間がいたり、相談できる相手がいる、という環境で療養生活を送ることができるようになってきているなと感じます。
実際外にでて誰かに会うのは抵抗がある方や、そのように感じる時期もあると思いますので色々な方法があるのはとってもいいことだと思います。
(ひと昔前までは、顔を合わさずに交流することってなかなか叶わなかったと思います。電話相談くらいだったのでは?と思うと本当に環境がかわったんだなと実感します)
そんな中でも、実際に誰かと会って、直接何かの説明を受けたり、体験談や悩みを話したりすることから得られるものもやはり多いなと感じます。
ちょっと話がそれましたが、昨日もそんなことを強く感じた日でした。
「治療中のメイクについて」ということで、アピアランスサポートについてのお話や、治療中のメイクのコツ、眉毛などのアイメイクについて実践を交えながら会を進めていきました。
福井県立病院のがんサロンには男性の参加も多いそうで、今回は内容がメイクだったので3名の参加でしたが、ご参加のみなさん、相談支援員さんのおかげでとっても楽しい時間が過ごせました。皆さんありがとうございましたー!
写真左の患者さんにモデルになってもらいました!ありがとうございました。
皆さんとっても明るく楽しく、美しかったです。たくさん笑いました。
メイクについては、人によってもともと持っている興味が全く違うんだと感じることがあります。
もともとメイクが好きな人は、治療中でも元来持っている技術で十分対応できます。自分で色々と工夫もしていらっしゃいます。
「好きこそものの上手なれ」と言いますが、まさしく。
(上手だったから好きになったという説もある)
もともとあまりお化粧しなかった、つけまつげなんてしたことない!という人ももちろんいらっしゃいます。
で、ここで少し注意が必要なのは、
「してこなかった=あんまり興味がない、好きじゃない」
という可能性もあるということ。
私たちが目指しているアピアランスサポートは「誰もがその人らしく美しく」です。
重要なのは「その人らしさ」。
外見に対して、皆が同じように感じるわけではない。
その人が、自分らしく振る舞えるようにサポートが必要ならばしっかりと。
そんなに必要ないのかも、と思った時はその考え方もありです、問題なし、
とお伝えすることにしています。
だからみんながウィッグをして、つけまつげをつけて、バッチリメイクをしなくてはいけないわけではない、のです。改めていうことでもないけれど。
治療で頑張ってる私を大切に。
どんな感情も「あり」です。
でも、困ったー、初めてでできない!という方はご相談くださいね。
来月は三重県の病院にお邪魔する予定です!
ご依頼やご相談は、052-801-5203【ふくりび事務局】まで