NPO法人 全国福祉理美容師養成協会(ふくりび、愛知県日進市、理事長・赤木勝幸)が運営する、
がん患者のための外観支援を行う専門施設「アピアランスサポートセンターあいち」(名古屋市千種区)にて
『4youWig(フォーユーウィッグ)』の製造受付を、2018年1月5日より開始します。
「抗がん剤の副作用で脱毛する闘病中の女性のために、家族や友達の想いを束ねて、辛い闘病期間を乗り切るための味方となるようなウィッグを作りたい。
そして、今まで通り我慢せずおしゃれな髪型を楽しんでほしい。」
――『4youWig(フォーユーウィッグ)』は、family・friends・fit・fullorderの4つのFと「あなただけのために」という闘病を支える気持ちを込めて、
そして約4人分の髪で一つのウィッグができることから名付けた、全く新しい形の、大事な人のために送るヘアドネーション型医療用ウィッグです。
医療関係者、美容関係者とともに、23年以上にわたって訪問理美容、福祉理美容師養成を行っているプロフェッショナルNPO「ふくりび」理事長赤木が
1000人以上のがん患者に医療用ウィッグ(セミオーダーウィッグ)を製作する中で、
「脱毛前に切ってしまう自分の髪を使いたい」
「私の髪でお母さんのウィッグを作ってあげたい」という声を聞き、
2年にわたり商品改良を進め、この度、『4youWig(フォーユーウィッグ)』サービス提供を始めることに致しました。
従来のヘアドネーションは、主に病児向けで寄贈先を指定することはできず、また受け取り側もいつもらえるか分からず、何年も待っている状態が続いており、
髪の提供数に対して、ウィッグ製造費となる寄付金が集まらず、継続が難しい状態が続いています。
また、既存メーカーのフルオーダーウィッグは、30万円~60万円ほどで、製作に2ヶ月以上かかる場合が多く、
抗がん剤治療決定から脱毛までが平均1ヶ月程度のため、がん患者のニーズに答えられません。
そこで、上記の課題から、1ヶ月で製造、かつ「髪を寄付したい」という気持ちを上手く活かしたサービスや商品について試作・検討を重ねてきました。
ふくりびは、
2010年より医療用ウィッグ販売を開始、人毛100%の高品質セミオーダーウィッグを自社製造し、全国105軒の美容室[提携美容室数業界NO1]にて、
6万円という業界最安値で提供を続けてきた。主な患者層は30代~50代の子育て中の女性で、闘病しながら仕事を続けている人も多く、
安価ながらも自然でおしゃれなヘアスタイルを望む声が多い。患者の選択肢を増やすべく、フルオーダーの本商品を18万円で提供する。
収益はすべてアピアランスサポートセンター運営費として、爪や肌の副作用への対応を学ぶワークショップの開催や、その他患者サポートに充てる。
また、現在のあぴサポあいちに続き、東京御茶ノ水周辺に「アピアランスサポートセンター東京(仮称)」を開設・運営する費用とする。
本サービスについてのお問い合わせは
052-801-5203まで、または、info@fukuribi.jp
2018年1月5日(金)10:00よりご予約を受け付けます。
NPO法人 全国福祉理美容師養成協会(ふくりび)
理美容・医療・介護・ファッションなどの多職種専門家が「得意を活かして社会貢献活動」をするプロフェッショナルNPO。「誰もがその人らしく、美しく過ごせる社会の実現」を目指して、福祉理美容師の養成、病院や高齢者施設への訪問理美容、フィリピン・セブ島を中心とした職業訓練、医療用ウィッグ(かつら)の制作・販売などを20年以上にわたって行っている。http://www.fukuribi.jp/